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見える歴史 vol.11 「人間環境宣言の採択」

約 3 分
見える歴史 vol.11 「人間環境宣言の採択」

MobilExSchoolがお送りする「見える歴史」。
歴史コラム第11弾は、環境会議の世界初について。現代にも生きている環境保護に対する共通の見解と原則が定められました。

【今日は何の日】 「人間環境宣言の採択」

1972年6月16日、国連人間環境会議の最終日、「人間環境宣言」が採択されました。

国連人間環境会議とは、6月5日から16日まで、スウェーデンのストックホルムで開催された、環境問題についての世界初の大規模な政府間会合のことです。「かけがえのない地球」をキャッチフレーズに113カ国が参加しました。

会議と並行して市民レベルで「市民広場」と「環境広場」が開設されました。会議が開催された1972年は、ベトナム戦争の只中で、アメリカ軍がベトナムから撤退する1年前であり、「市民広場」では戦争行為こそが環境破壊の元であるという反戦運動がおこなわれていました。また、当時、国連主催の会議では、ベトナム戦争については触れないことが暗黙の了解でしたが、主催国スウェーデンの首相は、公式の演説で「戦争」が環境破壊の重大な因子であると言い切ったのです。

会議の最終日、会議を締めくくる形で、共通の見解7項の前文と共通の信念26原則から成る「人間環境宣言」が採択されました。人間環境の保全と向上に関して、世界の人々を励まし、導くための共通の見解と原則が定められています。

そして、この内容は、その後の環境会議や環境に関する条約に再録されています。
(日付は新暦です)

【今日の名言】 “未来を見る目を失い、現実に先んずる術を忘れた人間の行き着く先は、自然の破壊だ。”

19世紀末から20世紀にかけてのフランスの哲学者、アルベルト・シュバイツァーの言葉。医者でもある彼はノーベル平和賞を受賞しています。

【今日のことわざ】 “則天去私”

意味は 「自分の利益だけを考える心を捨て去り、自然に身をゆだねて生きていく」 ということです。

夏目漱石が理想とした境地を表した言葉で、宗教的な悟りを意味したり、彼の文学観を意味しているなどと理解されています。

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「mobile」=移動式

「ex」=体験

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