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見える歴史 vol.14 「中国近代化のきっかけ」

約 3 分
見える歴史 vol.14 「中国近代化のきっかけ」

東アジア激動の時代を見ていきたいと思います。日本が幕末から明治維新を経て近代化していくことはよく知られていますが、他の東アジアの国はどうでしょうか。隣の大国、中国の近代化のきっかけの歴史。第14弾をはじめます。

【今日は何の日】 「義和団の乱」

1900年6月21日、清王朝(中国)が欧米列強国に宣戦布告しました。

もともとは義和団という秘密結社による外国人を排斥する運動でしたが、当時の清王朝の権力者だった西太后が義和団を支持し、国家間戦争に発展しました。

清王朝では1800年代後半からヨーロッパ近代文明の科学技術を導入して国力を増強しようとする「洋務運動」が盛んでしたが、一方で義和団は「扶清滅洋」をスローガンに勢力を拡大していました。「扶清滅洋」とは、欧米列強国の中国進出に反対して、民族主義的な言葉です。日本の「尊王攘夷」と同じような意味になります。

義和団というのは義和拳という拳法の使い手の集団で、彼らが崇拝するのは、当時すでに庶民の娯楽であった『西遊記』や『三国志演義』の登場人物を神格化したものでした。神が乗り移った者は、刀や銃弾を跳ね返す不死身の体を手に入れることができるとしていました。
そんな義和団と清王朝軍は、兵数では欧米列強連合軍に劣りませんでしたが、装備の点では刀と槍、旧式の大砲などが主な武器で、欧米列強の近代兵器の前では無力に等しい状態でした。

かつて「眠れる獅子」と恐れられた清王朝ですが、欧米列強国と不平等な条約を結び、様々な権益や土地を奪われていくことになります。その後、国内で「滅満興漢」を叫ぶ孫文などにより、満州民族の清王朝は倒されて、漢民族が権力の中心にある中華民国が建国されるのです。

国の規模や太平洋に面している地理的理由から日本のほうが30年ほど早く欧米列強の影響を受けることになりました。
隣国や諸外国の歴史から学べることはたくさんあるのです。日本では幕末の志士たちが命をかけて諸外国に渡航したように、「中国革命の父」孫文も日本や諸外国に渡航し、様々のものを吸収して、自分の国をより良くしていこうとしたのです。(日付は新暦です)

【今日の名言】 “俺は、幕府瓦解の際、日本国のことを思って徳川三百年の歴史も振り返らなかった”

勝海舟の言葉。

ときに歴史は振り返らないほうがいいこともあるのです。

【今日のことわざ】 “眠れる獅子”

意味は 「すばらしい実力をもちながら、まだ十分に力を出しきっていない人や国などのたとえ」 ということです。

中国が眠れる獅子であるおそれを払拭したのは日本でした。

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