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見える歴史 vol.21 「半年分のケガレを落とす、夏越の祓(なごしのはらえ)」

約 3 分

日本の伝統的な行事には神話が起源になっているものが多くあります。
そんな季節の伝統行事にスポットをあてた歴史コラム第21弾スタートです。

【今日は何の日】 「夏越の祓」

6月30日夏越の祓という神社の行事がおこなわれる日です。夏越の祓は六月の大祓ともいいます。
大祓は、日本人の伝統的な考え方にもとづくもので、いつも清らかな気持ちで日々を暮らして、心身のけがれや災いの原因などを祓い清めることが目的です。

古くは『古事記』にイザナギとイザナミの神産みの物語の中で黄泉の国のけがれを祓う行為にその起源を見ることができます。701年に制定された「大宝律令」では宮中行事として定められました。中世以降、各神社で年中行事のひとつとして普及し現代に残っています。

神社本庁によると、夏越の祓の作法は、「大祓詞を唱え、人形などを用いて、身についた半年間の穢れを祓い、無病息災を祈るため、茅や藁を束ねた茅の輪を神前に立てて、これを三回くぐりながら「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱え」ておこないます。

この季節の神社に立ててある茅の輪の由来は『備前風土記』に見ることができます。
ヤマタノオロチを倒したばかりのスサノオノミコトが身分を隠して旅をしている途中、巨旦将来と蘇民将来という兄弟のところに宿を求めました。兄の巨旦将来は裕福であるにもかかわらず、宿泊を拒否。弟の蘇民将来は貧しいながらもスサノオノミコトを厚くもてなしました。
善行をした蘇民将来はスサノオノミコトから「もし悪い病気が流行ることがあったときには、茅で輪を作り腰につけていれば病気にかからない」と教えられました。そして疫病が流行したときには、巨旦将来の家族は病に倒れましたが、蘇民将来とその家族は茅の輪で助かったというお話です。

一年の折り返し。節目にあたる6月30日。けがれを祓うとともに、自らの行動を振り返るための機会にしたいものです。
(日付は新暦です)

【今日の名言】 “国民から認められると宗教という名を与えられ、国民が否認すれば迷信という名を付けられる”

イングランドの哲学者ホッブズの言葉。

【今日のことわざ】 “正直の頭に神宿る”

意味は 「正直な人には必ず神の助けがある」 ということです。
日本の昔話によく見られます。

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