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見える歴史 vol.25 「3頭の獅子とサッカーイングランド代表」

約 3 分
見える歴史 vol.25 「3頭の獅子とサッカーイングランド代表」

中世ヨーロッパの国王には愛称がついています。太陽王、雷帝、美男王、禿頭王などなど。
今回はそのなかでも獅子心王ことリチャード1世のお話。
欠地王と呼ばれた弟のジョンとは愛称からも業績の違いがわかるというものです。
歴史のコラム、第25弾はじめます。

【今日は何の日】 「リチャード1世の即位」

1189年7月6日、リチャード1世がイングランド国王に即位しました。
リチャード1世は、その生涯のほとんどを戦地で過ごし、勇猛果敢であったことから Richard the Lionheart(獅子心王)と呼ばれています。武勇だけではなくその性格もあいまって中世ヨーロッパにおいて騎士の模範とたたえられるほど。

イングランド王に即位後、10年間の在位のうち、わずか数カ月しかイングランドには滞在しておらず、十字軍遠征をはじめ各地を転戦していました。
当時のイングランドは大陸のフランスにも領土をもっており、その地で育ったリチャード1世は英語をほとんど話すことができなかったといいます。
自身は戦地に身をおき、内政は家臣に任せていたので大した問題ではなかったようです。

アーサー王の物語が大好きで、自分の剣を「エクスカリバー」と呼んでいたり、敵国イスラム軍の将軍サラディンは優秀な指導者として賞賛するなど強敵には敬意を払い、また自分を撃った敵兵に対しては正当な戦闘行為によるもので大将を射った手柄であるから罪を許すように家臣に命令するなど、戦うことに関する強いこだわりや意志を持っている人物でした。
リチャード1世は、英雄視され、さらに中世騎士道の華として偶像化され、ロビンフッド物語などに登場することもあります。しかし、当時のその他の君主同様、戦争の中で多くの捕虜を処刑する場面もあったことは見逃すことはできません。

現在のイギリスの国章はライオンとユニコーンが盾を支えるように描かれています。
ライオンはイングランドを象徴し、ユニコーンはスコットランドを象徴しています。
イギリス国章には3頭のライオンが描かれていますが、3頭の獅子はイングランド王室紋章でリチャード1世が定めたものです。
イングランドサッカー協会のエンブレムにもリチャード1世の3頭の獅子は受け継がれています。
サッカーイングランド代表の愛称であるスリーライオンズの由来はここにあります。
(日付は新暦です)

【今日の名言】 “仕事とは、自分がこの地球上で占めているスペースの賃貸料である”

イギリス女王エリザベスの言葉。
国民のおよそ8割に支持される女王の仕事観。

【今日のことわざ】 “獅子奮迅の勢い”

意味は 「人の勢いが盛んである」 ということ。

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