MobilExSchool

未来をひらくための学校

自然と共存すること(Vol.47)

約 3 分

【今日は何の日】 「自然と共存すること」

1911年8月8日、長野県小谷村の稗田山(ひえだやま)が大崩壊。日本における20世紀最大級の土砂災害となりました。

8月8日未明、山頂北側斜面が突如として大崩壊。
土砂が直下の谷を埋め多数の死者を出す大きな被害になりました。土砂は渓谷であった浦川を埋めるだけに留まらず、姫川の合流点で土砂が堆積し、長瀬湖という天然ダム湖を形成しました。

この天然ダムが水を貯め始めたことから急遽、地元住民らの手で排水路をつくるという急場しのぎの災害対策が講じられたが功を奏せず、一部が決壊。大量の土砂が流出し、糸魚川市の河口にまで被害が及び、姫川沿いの多くの家が住むことができなくなりました。また田畑は耕作不能となり、周辺の海域で魚の大量死が発生しました。この結果、集団移転する集落や一家離散する家々が相次いだそうです。

翌1912年の梅雨期にも天然ダムは再決壊したほか、稗田山の再度の崩壊もあり、復旧途上にあった地域経済にとどめを刺しています。

崩壊跡地は、戦後におこなわれた国の直轄砂防事業などにより平穏を取り戻し、かつての大災害の様子がうかがえないほどの復旧が達せられています。
崩壊が生じなかった稗田山の南側斜面の一部は、白馬乗鞍スキー場の滑走斜面になっています。

昨今の豪雨被害や台風被害はその威力や規模が拡大してきているように思いますが、原因は違えども過去に大きな災害が起きていてることは間違いありません。豪雨被害では河川の氾濫以外にも土砂災害によるダメージが大きいことも多くあります。

生きている間にたくさんの自然災害を目の当たりにして、自然が牙をむく瞬間を恐れています。しかし、それでも人間は自然とともに生きなくてはいけないのだと思います。自然をコントロールするよりも自然の動向をよく観察することが大切です。また人間の様々な活動が自然にどのような影響を与えているのかを考えることも大事なことです。

自然に限らず、共存するということは、まず相手をよく知ることだと思います。
(日付は新暦)

【今日の名言】 “サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。”

『もののけ姫』アシタカの言葉。
宮崎駿監督の「生きる」という意味を込めた作品の最後のシーン。共に生きるとはまさに共生のこと。

【今日のことわざ】 “片利共生(へんりきょうせい)”

意味は 「一緒に生活していて、片方だけが利益を得ているが、片方は利益も損害も受けない」 ということ。こういう共生の形もあるようです。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール学校長,歴使家多賀 健太郎
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。