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貨幣経済がはじまった日

約 3 分

【今日は何の日】 「貨幣経済がはじまった日」

708年8月29日、日本最初の流通貨幣の「和同開珎」という銅銭が鋳造されて、発行されました。
日本の貨幣経済のスタートです。

「和同開珎」よりも前に「富本銭」という貨幣などが鋳造されたこともありますが、流通するまでには至りませんでした。「和同開珎」以降、約250年にわたり朝廷が貨幣を発行してきましたが、当時の貨幣は、貨幣の素材そのものに価値のある物品貨幣でした。米や布もその仲間です。長い年月を経て原材料の銅は不足し、さらに10世紀頃から武士が力をつけてきたことにより、発行元の朝廷は弱体化して、銅銭の信頼が急速に失われていきました。

鎌倉時代では中国の銅銭が流入して広く使用されるようになりました。江戸時代は米経済だったことはよく知られています。明治時代には近代的な市場経済を発達させて、財閥が誕生したり、世界経済の流れに乗り、恐慌を経験したり、山あり谷ありの経済の歴史を辿ります。近現代の経済史は掘り下げていくと面白い分野です。

話を「和同開珎」に戻すと、最初の流通貨幣だとされていますが、国内では中心であった畿内地域とその周辺程度の流通だと言われていますが、実は大陸の遺跡からも和同開珎が発掘されています。当時の日本人が積極的に貿易をおこなっていたかどうかは定かではありませんが、海外の遺跡から日本の古銭が発掘されるのはとても興味深いことだと思います。

信頼を形にした貨幣という発明は人間の大きな発明のひとつです。
(日付は新暦)

【今日の名言】 “私は醜い男である。しかし、私は自分のために最も美しい女性を買うことができる。だから、私は醜くない。というのも、醜さの作用、人をしてぞっとさせるその力は貨幣によって無効にされているからだ。”

カール・マルクスの言葉。

【今日のことわざ】 “悪貨は良貨を駆逐する”

意味は 「一つの社会で名目上の価値が等しく、実質上の価値が異なる貨幣が同時に流通すると、良貨はしまい込まれて市場から姿を消し、悪貨だけが流通する」 ということ。
転じて、悪がはびこると善が滅びるというたとえにも使われます。
「グレシャムの法則」のこと。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール学校長,歴使家多賀 健太郎
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

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