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「諸君、喝采を。喜劇は終ったのだ。」 -ベートーヴェンの命日-

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「諸君、喝采を。喜劇は終ったのだ。」 -ベートーヴェンの命日-

【今日は何の日】 「諸君、喝采を。喜劇は終ったのだ。」 -ベートーヴェンの命日-

1827年3月26日、ドイツの作曲家、ベートーヴェンがウィーンの自宅で亡くなりました。
死因は肝硬変。晩年は肺炎を患い、黄疸も併発し、起き上がることもできなかったといいます。それでも病床で10番目の交響曲の作成に着手。しかしそれは未完成のまま、56年の生涯に幕を閉じました。

ベートーヴェンは病床で混濁した意識のなか、「諸君、喝采を。喜劇は終わったのだ。」と発したと言われています。その後、雷鳴が響き、絶命しました。なんと劇的な最期でしょうか。どのような意味でこの言葉を言ったのかは研究者によって説はわかれています。

実は「諸君、喝采を。」のセリフは初代ローマ皇帝アウグストゥスの臨終の言葉としても伝えられています。アウグストゥスは死に際に「私がこの人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか」と口にし、傍の友人が「この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」との芝居の口上で応えたと言われています。ベートーヴェンはアウグストゥスのエピソードを引用して言ったという説が有力なようです。

アウグストゥスは、暗殺された父の後継者として、病弱でありながらも初代皇帝を務め、激動のローマの時代にパクス・ロマーナ(ローマの平和)という安定を築き、その名は「皇帝」の語源になった人物。一方でベートーヴェンも若くして音楽家にとっては致命的な難聴を患い、音楽家として聴覚を失うという死にも等しい絶望感から、芸術への強い情熱をもってこの苦悩を乗り越え、新たな芸術の道を生き抜き、音楽史上極めて重要な作曲家「楽聖」として名を残しました。

彼らは共通して大きな壁、障害、挫折、絶望を乗り越えて、再び生きる意欲を得ました。これは決して特別なことではなく、誰にでもあることだと思います。大事なポイントは、シチュエーションの大小ではなく、置かれた状況にしっかりと向き合い、困難は乗り越えて、生き抜くことです。

最後は自分に拍手を送れるように毎日を生きていきたいですね。

【今日の名言】 「あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ。」-エイブラハム・リンカーン-

アメリカ合衆国の政治家エイブラハム・リンカーンの言葉。第16代アメリカ合衆国大統領。奴隷制に反対を示し、南北戦争を経て奴隷解放へ導いた人物。その功績から「奴隷解放の父」「国民に最も愛された大統領」などの呼び名が高い。生きているからこそ壁にぶつかることは誰にでもあることです。そのときに乗り越えることができるかどうか。あなたの姿勢を見ている人は必ずいると思うのです。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール歴使家Kentaro Taga
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

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