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「名馬メジロマックイーンとそのメンタル」

約 3 分

【今日は何の日】 「名馬メジロマックイーンとそのメンタル」

1987年、メジロティターンとメジロオーロラの間に一頭の仔馬が産まれました。のちにJRA顕彰馬に選出される名馬メジロマックイーンです。名前の由来は馬主のメジロ商事とアメリカの俳優スティーブ・マックイーンを組み合わせたものです。

中央競馬で菊花賞、宝塚記念、天皇賞などに優勝し、獲得賞金10億1465万7700円は、当時の世界最高記録。獲得賞金額が10億円を突破した最初の馬でもあります。

無尽蔵とも言われたスタミナが特徴で、手綱を握った武豊騎手も心肺機能に優れた馬だと評価していました。レースでは勝率も良く人気がありましたが、キャラクターとしては同期馬のメジロライアンが惜敗続きで判官贔屓的な人気があったのに対して、メジロマックイーンは強いばかりで面白みがないと言われ人気がないと見られることもありました。

非の打ち所がないものよりも、すこし欠けているほうが、おもしろみがあって好まれる。弱い立場の人に同情して応援したくなる気持ち、これは日本人に特有の感情だと言われることも多いですが、それは「判官贔屓」という言葉のせいではないでしょうか。心理学用語には「アンダードッグ効果」という言葉があり、普段気丈に振る舞っている人が、ふと見せる弱さ、その姿に惹かれてしまうという現象を意味します。

いわゆる「ギャップ」です。

しかし弱い立場の全ての人が同情を集めるとは限りません。弱さを演出しても、そこに「一生懸命さ」が無く、それを伝えることができなれば意味がないのです。

実はメジロマックイーンの担当厩務員は、厩舎内で見せる甘える姿と、競馬場で見せる堂々とした姿のギャップを語っています。しかし本当に強い馬のメンタルは、判官贔屓もアンダードッグ効果も関係無く、騎手や観客の前では弱い一面を見せることはなかったのです。

そんなメジロマックイーンは、引退が決まると急に老け込んだ様子を見せるようになったそうです。馬は賢い動物だと言われています。強いメンタルのメジロマックイーンも周囲の雰囲気から自分の競争生活が終わったことを悟ったのではないでしょうか。そして2006年、奇しくも産まれた日と同じ4月3日に19年間のその生涯を終えました。

【今日の名言】 「判官贔屓」

読み方注意の四字熟語。「はんかんびいき」読みがち。正しくは「ほうがんびいき」。客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のことで、さらには「弱い立場に置かれている者に対しては、あえて冷静に道理に合っているか合っていないかを正そうとはせずに、同情を寄せてしまう」心理現象を指します。誰にでもありますよね。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール歴使家Kentaro Taga
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

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