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恐竜研究の歴史はまだ浅い

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【今日は何の日】 「恐竜研究の歴史はまだ浅い」

1923年のこの日、アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドリュース氏が中国からモンゴルに広がるゴビ砂漠へ向けて北京を出発しました。その後5年間に及ぶ旅行中に、世界で初めて、恐竜の卵の化石を発見したのです。これがきっかけとなって、本格的な恐竜研究が始まりました。

本格的な恐竜研究が始まったのは20世紀に入ってから。それでは、それ以前に恐竜の化石は発掘されなかったのかが気になります。記録されている世界で最初に恐竜の骨を図示した書物は1677年にまで遡ります。イギリスのオックスフォード大学のロバート・プロット教授が著した本です。この本で紹介されている骨はメガロサウルスの大腿骨と言われていますが、当時はローマ時代に存在した象の骨として紹介されていました。

絶滅した巨大な爬虫類として、恐竜が科学的に知られたのは、1822年のイギリス人医師のギデオン・マンテル氏によるイグアノドンの歯の発見以降だと言われています。先ほど登場したメガロサウルスの名前がはじめて記載されたのは2年後の1824年。メガロサウルスは、イギリスの古生物学者ウィリアム・バックランド氏によって、科学的に記載され、命名された最初の恐竜です。翌年にはマンテル氏のイグアノドンが、はじめて植物食恐竜として記載されました。

そもそも「恐竜」という名称はいつ頃つけられたのか。「恐竜」は英語で「Dianosaurs」。Dianosaursの語源は19世紀イギリスの生物学者リチャード・オーウェン氏が最初に名付けた「Dianosauria(ダイノサウリア/恐竜類)」です。Dianosauriaは「deinos(恐ろしい・とても大きい)」と「sauros(トカゲ・爬虫類)」というギリシャ語を掛け合わせた造語。

では「恐ろしいトカゲ」がどうして「恐竜」になったのか。こちらの疑問は日本の最高学府と呼ばれる東京大学に答えがあります。19世紀末の東京大学、小藤文次郎教授が「Dianosauria」をまず「魚竜」や「蛇竜」という言葉に訳しました。その後に横山又次郎元教授が「魚竜」や「蛇竜」を「Dianosauria」の元の意味に近い表現になるように「恐竜」という言葉をつくり訳語としたそうです。

まだまだ浅い恐竜研究の歴史。恐竜の存在は人類の誕生のときよりも古く、まだわからないことが多い時代のこと。これから研究が進むと現在の恐竜の常識は覆されていくのでしょう。

【今日の名言】 「夢を持つと、苦難を乗り越える力が湧いてくる。」

ドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンの言葉。幼少期に聞かされたギリシア神話に登場する伝説の都市トロイアが実在すると考え、実際にそれを発掘によって実在していたものと証明した人物。まさに自伝著書名『古代への情熱』のごとく、夢を持って生きた人物。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール歴使家Kentaro Taga
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

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