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地ビールの日に歴史あり

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【今日は何の日】 「地ビールの日に歴史あり」

日本地ビール協会が中心になって1999年に制定した「地ビールの日」。地ビールだけではなく「ビールの日」ともいいます。ドイツでも同じ日が「ビールの日」に制定されています。

日本もドイツもその由来には、ビールにまつわる歴史的な出来事が大きく関係しています。その出来事とは1516年4月23日に現在のドイツ南部に位置していたバイエルン公国で発布された「ビール純粋令」。現在でも有効な法律で、食品に関連する法律としては世界最古のものです。質の悪いビールが横行していることを憂いたバイエルン公ヴィルヘルム4世によって、ビールの醸造や販売について細かく定められました。「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という内容の一文で、ビール好きにはよく知られています。

「ビール純粋令」は先に述べた通り、ビールの品質の向上を目的にしていましたが、もうひとつ目的がありました。それは、原料の小麦やライ麦の使用の制限です。粗悪な国内産ビールが横行するなかで国内のビール需要を満たすために質の良い北ドイツのビールを輸入していました。輸入ビールは割高になるため国内産の安価で質の良いビールを生産し供給することで税収を得ることができるのです。

人類の歴史を見ると嗜好品や生活必需品への課税はいつの時代のどこの国でも実施していることで、現在の日本でも酒税やタバコ税など様々なものが課税対象になっていますね。

ビールの原料になる小麦は、主要な食糧であるパンの原料であったため、ビールへの使用を禁止することで食料を確保する狙いがありました。しかし宮廷の醸造所や一部の修道院では小麦の使用を認めていたので、貴族や富裕層が小麦のビールを独占することになり、その利益は莫大なものだったといいます。だから小麦を原料にしたヴァイツェンビール(白ビール)は「貴族のビール」と呼ばれることがあるのです。

この純粋令は、その後もドイツのバイエルン地方で継承され続けて、発布から500年以上が経過した今でも、ドイツをはじめビールを愛する国では大切にビール造りがおこなわれています。

ビールの生産量や消費量に関する調査はキリンビールのWEBコンテンツのキリンビール大学がおこなっているので参考になります。

日本でもビールを愛する人はたくさんいますが、地域ごとに見てみると「京都市」がビールへの支出金額15,833円で1位。最下位は「津市」で7,580円。京都の人はお酒のなかでもとくにビールが好きなようです。
出典:家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成27~29年平均)(総務省統計局)

【今日の名言】 「私は機会があれば飲む。時には機会がなくても飲む。」

「ドン・キ・ホーテ」の著者。何度も投獄されていた彼らしい言葉です。酒にまつわる名言はおもしろい。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール歴使家Kentaro Taga
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

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