MobilExSchool

未来をひらくための学校

オルレアンの奇跡

約 4 分

フランスの英雄ジャンヌ・ダルクが活躍した日

ドーハの悲劇やマイアミの奇跡など、誰もが一度は聞いたことのあるフレーズ。これはサッカー日本代表の試合につけられた通称です。今日のタイトルの「オルレアンの奇跡」とはサッカーとはまったく関係のない1429年のお話。
1429年の5月8日、フランスの少女、ジャンヌ・ダルクが敵国イングランドの大軍を次々と撃破し、パリの南にあるオルレアンという街をイングランド軍から解放しました。英仏百年戦争のイングランドの攻撃を食い止めた重要な出来事です。これにあやかりジャンヌ・ダルクは「オルレアンの乙女」とも呼ばれています。

英仏百年戦争で劣勢のフランス軍を盛り上げたジャンヌ・ダルク

彼女が活躍した時代はフランスとイングランドが100年近く争っていた、いわゆる百年戦争の最中です。フランスは劣勢でフランスの土地の多くがイングランド軍に占領されつつありました。その状況を打破したのがジャンヌ・ダルクのオルレアン解放なのです。
当時、女性でしかもまだ幼い少女であるジャンヌ・ダルクが国王から騎士の装備を与えられて、多くのフランス兵を率いて、戦場で活躍するなんて考えられない出来事でした。もともとジャンヌ・ダルクは「神の声」が聞こえたり、聖女と呼ばれたり、敵の攻撃で負傷しても戦場で活躍し続けたりする不思議なエピソードを持った人物です。
彼女が直接戦場で敵兵と剣を交えることは少なかったようです。彼女の役目はフランス軍の士気をあげること。聖女と呼ばれる少女が甲冑を身につけてフランス軍旗をかかげて戦場にいるだけで兵士たちの士気はあがったといわれています。事実、彼女が参加したオルレアン奪還作戦は、敵の拠点を1日に1つ解放する、それまでの劣勢が嘘のような快進撃を続けました。そしてわずか10日間でオルレアンの街をイングランド軍から解放するのです。

ジャンヌ・ダルクが戦場で得た熱狂的支持

戦争では多くの指揮官が前線に出ることはありません。しかしジャンヌ・ダルクは、常に最前線で兵士たちを鼓舞し、軍を指揮したことから、現場の兵士たちから熱狂的な支持を受け、相乗的にフランス軍は勢いを増していったのです。それと同時に彼女はやはり「聖女」である、さらには「神の使い」であるという讃える人が現れ始めました。しかし状況が変わり、「神の声」「聖女」「神の使い」などという言葉が異なる角度からとらえられたとき、彼女には魔女のレッテルが貼られ、火刑に処せられてしまいます。

今日のまとめ

人の力を引き出す人、人を率いて結果を残す人について、必ずしもその分野に長けている必要はないと思います。ジャンヌ・ダルクは騎士ではありませんし、実際に戦場で戦うことも稀でした。しかし、彼女は自身の熱量や覚悟を、兵士たちがいる最前線で見せつけることで、彼らを惹きつけます。戦場では剣よりも旗を掲げている存在なのです。彼女の場合は「神の声」を聞く聖女という少しのスパイスはありますが、彼女は人を惹きつける行動をとって活躍したのです。

今日の名言

あなたが何者であるかを放棄し、信念を持たずに生きることは、死ぬことよりも悲しい。若くして死ぬことよりも。
フランスの英雄ジャンヌ・ダルクの言葉。彼女は聖女と称えられているがおそらく普通の少女だったはず。ただ他の人と異なるのは祖国フランスの危機を救いたい、その目的のために神のご加護があるという信念を誰よりも強く持っていたことだと思います。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール歴使家Kentaro Taga
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。