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フットボールを分かつラグビーの起源とサッカーの起源

約 4 分

オーストラリアとニュージーランドの共催による第1回ラグビーワールドカップが開幕した日

1987年の5月22日、オーストラリアとニュージーランドの共催による第1回ラグビーワールドカップが開幕しました。ワールドカップといえば、昨日投稿したコラムのとおり、サッカーが有名ではありますが、こちらは1930年に第1回がウルグアイで開催されており、ラグビーのワールドカップよりも60年近く長い歴史があります。
ワールドカップの名称を世界で最初に用いたのはサッカーです。現在では様々な競技でワールドカップがあるため、サッカーのワールドカップはFIFAワールドカップが正式名称。ラグビーはラグビーワールドカップが正式名称です。

優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」と発明者ウィリアム・ウェッブ・エリス

ラグビーワールドカップの優勝トロフィーには名前がついており、ウェブ・エリス・カップといいます。ウェブ・エリスとは、ラグビーの発明者とされるウィリアム・ウェッブ・エリスの名前を由来としています。
サッカーの起源については諸説あり、それは紀元前とも言われることがありますが、ラグビーの起源は1823年という記録が残っています。イングランド中部の州ウォリックシャーのラグビーにある、イングランドで最も有名で最も古いパブリックスクールのラグビー校で、「ウィリアム・ウェッブ・エリスがフットボールの試合中にボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出した」ことが起源とされています。誰もが記憶にあるように、子どもの悪ふざけのごとく、ボールを持って走り出した人間は、ウィリアム・ウェッブ・エリス以前にもいたかもしれません。しかし、悪ふざけではなく発明者として名前が残っているのは、ウィリアム・ウェッブ・エリスただひとりなのです。

スポーツで世界をひとつに

フットボールというとサッカーをイメージする人が多いと思いますが、古くは、フットボールは手でボールを持つことを禁止していなかったので、どちらかというと現在のラグビーのほうが、元来のフットボールに近いようです。しかし、ウィリアム・ウェッブ・エリスが試合中にボールを抱えたまま「相手のゴール目指して走り出した」プレーについては、それまでのラグビー校のフットボールルールにはなく、このときに彼が「ボールを抱えてゴール目指して走って行くプレー」、いわゆる「ランニング・イン」をルール化したのです。
当時は学校ごとに独自のルールをもってフットボールをプレーしていたので、ウィリアム・ウェッブ・エリスがラグビーの起源たる発明者であることは説明の通りですが、彼がフットボールというスポーツをラグビーとサッカーに分けたわけではありません。フットボールが現在のラグビーとサッカーに分かれたのは、1863年にバラバラだったルールを統一するためにフットボール協会が設立されましたが、結果的にルールは統一されずにフットボールはラグビーとサッカーという別のスポーツになったのです。
ラグビーワールドカップは4年に一度開催され2015年までに第8回を終えています。2019年の第9回大会が日本で開催されます。初のアジア開催です。歴史や起源に触れることで競技自体にも興味が湧いてくるものです。今年はFIFAワールドカップも開催されて、それぞれの起源である「フットボール」の歴史を目にする機会があると思います。みんなで応援しながら、すこしのうんちくを披露してみてはいかがでしょうか。

今日の名言

「喧嘩じゃねえ。ルールがあるからラグビーなんだ。」
日本のラグビー監督。1929年から永眠するまで67年にわたり明治大学ラグビー部監督をつとめた。ルールにのっとったうえで闘争心を燃やせ。

About The Author

ウルサイ株式会社,モバイルスクール歴使家Kentaro Taga
「おもしろきこともなき世をおもしろく」と病床の幕末の志士が読みました。
看病していた尼が「すみなすものは心なりけり」と返しました。
ぼくはあなたにとってそんな尼のような人間になりたいと思っています。
すべては自分のこころしだい。

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